有終の美を飾る。

一番すきなことわざ。意味は違うけど、終わりよければすべておっけー。むしろそうでないといけない、そう思っています。

どうも、こんばんは。須藤飛鳥です。


ギジレン島、両島みてきました。
感想書こっと思ってブログを開いたんですけど、










感想とかなくない?









いや違うんですよ。もうだってさ、あったんですよ島!!たしかに。滅んじゃったけど、何もないけど。
でもあったんですよ。目の前に!!7日間っていう三時間だけど、たしかに存在してて、生きてる人いたんですよ。なんか、それ、感想とかそういうんじゃなくない?なんだよこれー。という感じになっております。

お芝居なんでね、本当はキジレン島お芝居なので、なんでもないはずなんですよ、終わったら役者さんとも面会であえますから。
でも、なんか、なんていうか、テレビのニュースとかで、急にバイト先の知り合いが亡くなった。なんか、現実なのかなんなのかよくわかんないや。そんな感じになりましたー。

島の人たちがね、みーーーーんは普通なんですよ。
だーーーーれも特殊能力とか持ってない。異世界とかにもいかない。もう本当普通。今すれ違っていく知らない人たちと同じ、普通の人でした。
もちろんみなさん色んなこと抱えてたり抱えてなかったり悩みあったりとかなかったりとかはするんですけど、別になんでもいいんですよ。それは。
あろうがなかろうが七日後には滅ぶし。


人生ってきっかけの連続だなーって。それに気づくかどうか、それにのるかどうかで、大なり小なり変わってく。
島の人たちは、それがたまたま、滅びった形でたまたま、全員同じたいみんぐできてしまったんだなーって。

気づいてしまったら、もう戻れないわけで。気づきたくなくても、動いてしまうわけで。何をどうしても終わっていくわけで。
でも不思議なことに、終わるとわからないと気づけないことのほうが世の中多くて。

夏休みの宿題みたい。




悲しいなぁ。

僕は、悲しい。あの島が滅んでしまって。
外から見ていたから、知ってしまったから、あの人たちがみーーーんないなくなっちゃったのはすごく悲しいなぁ。

あの人たちはどうなんだろう。
自分たちが死んでしまう瞬間、どんな気持ちなんだろうなぁ。
みんなあの七日間、どういう気持ちで生きていったのだろう。
もし、滅びなかったら、どうなってたんだろうなぁ。


島の人たちはみんな、死なないんですよ。自分からは。
もう滅ぶことはわかってるけど、最終ラインは決まってるけど、早くいこうとはしないんです。
それって凄いなって。
普通に生きてても、めんどくさい事っておおいじゃないですか。自分に起きた事がおおきすぎて、あ、なんかもういいや、無視、考えるのやーめた。とか結構あるじゃないすか。
滅ぶ。って結構それに近いと思うんです。
でかすぎじゃん。もう一番でかい。
でも、生きてるんだよなぁー。
なにかやり残したことがあるのか、そもそも、死ぬことすらめんどいのか、もしかしたら助かるかもとか、わかんないけど、生きてる。死ぬのわかってんのに。


それってすげーなぁーって。
かっこいいなぁって思う。月並みだけど。

だから、これまた月並みだけど、みなさんキラキラしてました。美しかった。
どこにでもあるなんてことない終わりだけが決まってる七日間だけど、一生忘れられないだろうなって。
いいなぁって思いました。


これからやりたいことも、やりたくないことも、将来の夢も、自分の家族も、未来も、思いでも、やりのこしたことも、どうでもいいことも、全部全部、ぜーんぶ巻き込んで、滅んでいく瞬間、最期に見せたみなさんのあの顔が、答えなんだなって。
そういうもんなんだなって。


言い方があってるとはおもいませんが、とても、とても面白かったです。みれて本当によかった。
みなさんはもういないけど、僕は忘れません。

力強く僕は生きていきます。頑張ります。




土木座楽しみ。



ありがとうございました。






須藤飛鳥