打ち上げ花火になる。

夏の花火より、冬の花火のほうがエモい気がする。

どうも、こんばんは。須藤飛鳥です。

いやはや、一年は早いですね。なんか歳をとることにはやくなる気がします。
だってもう11月ですよ。こないだ年開けたと思うのに。
あと一ヶ月と少ししかないなんて。そしてこのあとの一ヶ月ちょいもすぐ終わっていくのでしょう。なぜなら、ギジレンのお祭りがあるから。



ギジレン5さい。

guizillenというとある劇団の5周年を記念して、一ヶ月間王子劇場をかしきって色んな事をやろうというとんでもお祭り公演です。
その公演の最後の演目に、土木座、というものがあります。
ギジレンが4公演目にやった同タイトルのものの再演ですね。ファンの方々の中でも人気が高いらしく、待望の再公演。そして、そのままやるわけではなくちゃんとグレードアップして返ってくるというものです。

かくゆう僕も土木座大好きでして(というかギジレン好き)、実は初演の時も出ていました。その公演にこうやってまた呼んでもらえるというのはとても嬉しいものです。

お話のあらすじとしては、辺鄙な町に住む三姉妹が、それぞれ別々の土木座と出会い、色んな事が起こるって感じなんですが、

そもそも、土木座ってなんじゃい。って感じですよね。

見てもらうのが一番なので詳しくは言いませんが、土木座とは、、、、




なんだろう。



いや、すみません。正直僕もよくわからんのですよ。
え?初演出てるのにわかんないのかって?
わからんよ悪いか!!!

いやもうだってわかんないんだもん!!なんか色んな所で好き放題やってる土木作業員の格好したなんかだよ!
ぎゃーぎゃー騒いだり、あばれたり、ぎゃーぎゃー騒いだりしてんだよ!!!!
それが土木座じゃい!!!!





本当に。
本当に、そんな感じ。
でもだからこそ、何か惹かれるというか、気になるんですよ。

タイトルが土木座だから、勘違い?されがちなんですけど、この演目の主役たちはあくまで三姉妹なんですよ。僕の主観ですが。
その三姉妹の前に現れてぎゃーぎゃーわーわーしてるいわばアンサンブルというか賑やかしをしてるのが土木座。ガヤです、ガヤ。

だからね、もう本当なんでもありっす。多分やっちゃいけない事なんてない。何でもできる。なんでも。



皆さんは、何でも出来るって言われたら出来ますか?


僕はきっと出来ない。きっと世間体とか、羞恥心とか、見栄とかそういうなんか雑多なものが理由をつけて邪魔してくるんだろうなと思う。
でもねぇ、彼は出来るんだなぁ。土木座は。
彼らには迷いがない。けど、目指すべきものがある。見たい物がある。やりたい事がある。
そのために、本当になりふりかまわず、なにもかまわず、突き進んでいくんですよ。
だからこそ、三姉妹にも何か響いて物語が紡がれていくんじゃないかなぁー。
だからこそ、お客様にも刺さるんじゃないかなぁー。

大小とか関係なく何かに夢中になってるのってかっこよくない?キラキラしてない?憧れない?
やりたいことよりも、やらなければいけない事の方が多くなってきて、でも投げ出す事もできなくてがんじがらめになっちゃった時、ふと、土木座のようなうるせぇやつがやってきて、なんもかんもぶっ壊していく。いいなぁって俺は思う。
壊れたあとじゃないと見えないものもあるかもしんないしね。



巻き込まれてみませんか?土木座に。

何か変わるかもしれない、でも何も変わらないかもしれない。でも少なくとも、巻き込まれた後、今とは違う場所にいるはず。
それが何なのかもわからんし、責任も取れんけど、無責任だからこそ、やりたい放題やって、すべてをぶっ壊していくパワーが、魅力が、面白さが土木座にはあります。

打ち上げ花火のように、でっけぇ、それはそれはでっけえ一瞬の灯火。
見てもらえたら嬉しいなぁ。

そんで、終演後いっしょにバカみたいに笑って感想はなしましょうよ。
ね。



ご来場、楽しみにしています。










ひゅーーーーーー、どーーーーーーん。







須藤飛鳥



guizillen『ギジレン5さい』本公演
「土木座」
2020年1月3日(金)〜6日(月)
早期予約割引11/20まで
@花まる学習会王子小劇場