物語を紡ぐのならば

むかしTwitterで、タイトルに作者の感情なんかいれるな。みたいなやつ見たことあるけど、俺はそうは思わない。

どうもこんばんは。須藤飛鳥です。



さっき?数時間前にね、Twitterでお芝居見に来てねといったんです。
そのときは稽古結局見に来てよ!!ってことしかいえなくて、語彙力がない、力がないのがいけないのでただ良くないってだけなんですけど、やっぱ支離滅裂でも書こっと思っていま打ってます。

たまたま、今回アクサガで自分の気持ちに触れることが多かったからこういうふうに書いてるけど、どんな芝居、どんな公演でも見てもらいたいのは全部一緒。見てもらうことに意味があると俺は思う。



今回のアクサガはね、即興なんです。
その瞬間にならんと何するかわからんのです。そこは普段やってるお芝居とは大きく違うとこだと思う。
でも、それで、僕らのお芝居で、お客さんに何かを与え、お金をもらうというのは一緒。
僕らはお金と時間を頂いて一時の娯楽を提供するわけで、責任はあると思うんです。

んでね、即興ってもうほんとにほんとに何やるかわからないんです。んで、誰とやるかもわからないんです。一人かもしれないし。
となると何がでんのかなーって当たり前だけど、自分が今まで培ってきたものじゃないですか。もうなんか自分をさらけ出すしかないんですよ。
気持ちでもいいし、技術でもいいし、なんでもいいけど、役者としての、見世物として商品として自分がどう映るかなわけなんですな。そう思うんです。
最高ですね。

ただ、めちゃくちゃ怖いわけですよ。正直。


一応、稽古はあって、即興の基礎とか、テクニックとか色々教えてもらうんだけど、結局それをどうするかも自分次第で、やってみないとどうなるかもわかんなくて、でもそもそもやること自体怖くて、みたいな。
んでさ、色んな演者もお客さんもいるから好みとかもあるわけでしょ?
もー正解なんかないわけです。あるとしたら、今回は満足してもらえるかどうかとは思うけども。
少なくとも、一時間半くらい3500円の価値があることが最低限の。



なんなんだろうね、価値って。


一緒に稽古してるとうまいなーって思う人とか好きだなーって思う人いっぱいいるの。どんな現場でも。
簡単な言葉で言うと魅力がある人がいて、となると僕はあこがれたりというか、いいなぁーって思うんだよね。
良いものはいいもん。欲しいと思うじゃん。
そうなりたい。俺もそうしたいって。ただ、そう思うことって、こと本番にいたっては邪魔だなとも思うわけさ。
だって俺は俺がやってんだから、俺の魅力をやるべきだと思うし。
でも、いいなぁーって、思っちゃったときそっちに気持ちもってかれちゃったりもして、なんか、なんなーって思う。
でもそうなるからこそもっと結局憧れて、繰り返して、ちょっと近づいたりしてとかそんな感じ。

自信があればいいってわけでもないと思うし。
自信がないから、だからこそ動ける原動力とかあるし、きっとそういうものって純粋なものだから、人の気持ちを動かすと思うんだ。

ちょっと前のブログで、不確かなものは嫌いって話したんだけど、気持ちってでもその代表だとも思う。
そのときのその人の気持ちなんて、その瞬間になるまでのちょっとしたことで変わるじゃん。それを動かすって何って思う。
でも、お金と時間もらうんやで、ワイらは。役者だから。そういうものだから。
この気持ちも明日は違ってるかもしれないけど。



じゃあさ、何が出来るんだろ。
何をしたらいいんだろ。
何が正しいんだろ。
何が、何なんだろ。


俺は今回のアクサガは、今回のこの「お芝居」を いつもいつものお芝居を楽しみたいって思う。思った。思った。
これは不確かだけど、でも毎回毎回思うって事はたしかな事なのだ。

だから、面白いものを作れると思う。今回もこれからも。
純粋に本気だから。困ってる俺も、焦ってる俺でも、俺が本気な事には変わらないのだから。

そして他の役者という人たちも、きっの何かに本気だから。
仕事だから。プライドがあるから。お金になるから。変わりたいから。なんでもさ、なんでもいいじゃないさ。

その何かという不確かな確かなものはなんでもいいかなって。
そしたら無敵かなって。


あとはもうさ、チケット売るとか、見に来てもらうもらえないとか、もう別の要因とかあるだろうし、もうきりがないだろうけど、物語を紡ぐのならば、そう或る。といまのおれはきめました。


後何回、後何年、どんだけの物語をつむぎ、やくしゃをやるのかわかんないけどいつまでも楽しいものでありたいなと、楽しい者でありたいと、ね、思うよそうだよね。



今の僕のこのブログという名のインプロ、物語は紡いでみました。
楽しかったよ。
存在したいから見に来てね。
みんなみんなみーんな、ね。

物語の舞台であいましょう。





須藤飛鳥