あの子と小旅行。

温泉に、行きたいのですよ。
それで通常の予定より一泊長く泊まって、一日はひたすらダラダラすごしたい。
なんて贅沢。

どうもこんばんは?須藤明日香です。


先日、guizillenのセンチメンタル・ジャーニーズの稽古にフルメイク(してもらった)で行ったら意外と評判がよくて、調子にのってアイコンも名前も変えて見ました。
何か自分のつぶやきなのに、他人が言ってるみたいで変な気もしますが、可愛くなれたなと思うので少しこのままで行こうとおもいます。

家でメイクをすませ、そのまま電車にのって稽古に行き、そのまま帰ってきたのですが、意外と気にされないもんですね。え?みたいな顔されないし、そもそも、みんな人の顔なんて見てない。
あ安心したような、残念なような、貴重な経験でした。よきよき。


guizillen センチメンタル・ジャーニーズ。
本番まで一ヶ月をきりました。たくさんのオカマが出てくる話です。僕からしたら、あんな人やこんな人がオカマをやるなんて一体どんななのだろうとワクワクするのですが、知らない人からしたら何てことはないわけで。
そもそも、実際にオカマにあったことのある人も少ないんじゃないんだろうか。

ぼくは、今までオカマの人にあったことはありません。性同一性障害?とかそういう人にもあったことはない。
でもそれは、僕が気づいてないだけで、本当はすぐ近くにいるのかもしれない。

オカマがどんな実態なのかもよくわからない。
テレビやアニメだとなんというかハイテンションで派手でひょうきんな人が多いイメージだ。
僕らはこれを舞台でやるのだから、やはりそういうものを描くのかもしれない。
でも本当のオカマの人たちはそうではないのかもしれない。そりゃひょうきんな人だっているとは思う。でも果して一日中そうなのか。
当たり前の事だけど、彼女たちも生きている。生活があるのだ。なにも僕らと変わらない。ということは、結局なにも変わらないんじゃないかと思う。


先日、初めてルミネにお笑いを見に行きました。
生のお笑いは思ってたより全然面白くて、しかもテレビで見たことある人たちばかりでてて、それが2000で見れるなんて凄い安いなと思った。

舞台はね、高いよ。
映画なんて2000円とかでみれる。
お笑いも、同じ。しかもテレビで見たことある人たちばかり。バンドなんて500円とかでも見れる。
だけど舞台は平気で3000円とかする。しかも僕らのような知らない人の舞台でだ。
それでも、僕らは舞台をやるのだ。
楽しいから。伝えたいことがあるから、見せたいから。色々ある。

そんな僕らにしか出来ないことはなんだろう。
映画のように編集してなくて、お笑いのように誇張してなくて、バンドのように増幅していない。
舞台だか良いところは、日常だとおもう。ありのままでもい。
そりゃ、全く編集も誇張も増幅もしてないわけじゃないよ。むしろする。
でも、それだけじゃなくて、わざわざ見なくても良いようなものを、目の前で、肌で感じれるのが舞台の良いところだとおもう。
おいしいご飯を食べたとか、あさは眠くて起きれないとか、明日は休みだ嬉しいとか、そういう当たり前の感情をかんじられるのが良いなぁとぼくは思う。

それが、たまたま今回は、オカマの話だった。
それだけの話なのだ。

だから、もしかしたらみにきてくださったお客様は拍子抜けするかもしれない。なんだ、意外と普通じゃんと。
でもそんなの当たり前なんだよ。
オカマも別になにもかわらないもん。一緒だもん。そりゃ普通だよ。むしろそこを見てほしい。
僕らが、大の大人が、必死になってオカマになろうとしてる様を、いや、オカマをみにきてほしい。


きっとどんなものより心に響く事があると思う。
知らなかった何かを知れると思う。
当たり前を、ありがとうと思えると思う。

あとね、さっき普通って言ったけど大丈夫。
guizllenの普通はすごいから。ぶっ飛んでるから。半端ないから。ほんと一本のお芝居で色んな事を体験できるよ。
しかも今なら今月中に予約すると、おいしいうどんまでついてくる。

最高かよ。
よろしければ、みにきてください。


好きな女の子と見に来たらいいと思うよ。なんか、吊り橋効果みたいなので仲良くなれるかもしれない。
もしダメだったらあれだ。
僕と一緒に傷心旅行にいこう。だらだらとね。




須藤明日香