テレビの奥。或いは、ある日、突然訪れる。

最近、テレビをめっきり見なくなりました。
暇さえあれば見ていたというのに。

どうもこんばんは。須藤飛鳥です。


最近はテレビよりもYouTubeばかり見てしまいますよ。面白いよね、YouTube
ちょっと前までは、YouTuberとか食わず嫌いしてたんですけど、見てみたらなんてことはない、滅茶苦茶面白いですね。
あの人たちは凄いですね、何か、ありそうで無かったことを、出来そうでなかなか出来ない事をやってのけて、それを動画にして配信する。そりゃ夢中にもなるし、憧れもしますよ。
やろうと思えば、誰でも挑戦できるわけだしね。
いやー世の中凄い!便利になった!何でも出来る。いつでも繋がれる。

広いようで世界は狭いよ!




僕が好きだった頃のテレビは、なんかもうちょっと特別だった。

なんか、キラキラしててさー、選ばれた人が映ってるって感じで、近くで見れるのに、凄く遠くに感じた。
そんなテレビに凄く憧れた。
もっと厳密に言うと、テレビドラマの登場人物に、凄く憧れた。

高校生の時なんかは、学校が終わったら直帰して、フジテレビのドラマの再放送枠を食い入るように見ていた。
直帰していた事からわかるように、高校では全然友達がいなかった。なんか、あまり合わなかった。憧れていた背青春なんてものは僕の高校生活にはなくて、かといって授業をサボるとかはみ出すことは怖くて、そんな時でも、どんな時でも、ドラマのなかは輝いているのだ。

ぶっと憧れていた、欲しかった青春がそこにはある。
来日も来日もいいなぁーと、思い続けた気がする。


特撮物や、アニメとかも好きだ。憧れる。特にSF物はたまらない。
今でこそラノベ原作の異世界物なんてごまんとあるけど、当時の俺は影響されまくった。
、、、いや、今でも影響される。


主人公たちは特別な力を持ち、仲間と共に、大切な人や、世界を守るために壮大な冒険にでるのだ。





いいなぁ、、。凄いなぁ。




結局、俺はそういう憧れを捨てきれず、高3のギリギリのタイミングで進路を変えてお芝居の専門学校に入った。
簿俺は、そんな幼稚な憧れからお芝居を始めた。

結局、色んな事を学ぶにつれ、お芝居に触れていくにつれて、テレビドラマに対する気持ちより、単純にお芝居をの魅力に取りつかれて舞台を続けてるわけだけども。
いや、逃げてるだけかもしれないけど。


今、この歳になっても憧れは消えない。
むしろ、憧れるジャンル、事柄が増えたように思う。
お芝居をやればやるほど、知らないことに触れれば触れるほど、その度に憧れが増えていくのである。
もう容量不足だよ。


正義の味方にもなりたいし、親友に好きな子をとらてみたいし、ここは俺に任せてお前を先にも行かせたいし、パン屋さんにもなりたいし、ある日突然異世界にも飛ばされてみたいし、仕事と恋人天秤にかけてみたいし、聖剣に選ばれたいし、

誰かに、憧れられてみたい。

前にも書いた気がするけど、別に現状に不満があるわけではない。いやそりゃ0ではないけど。
でも俺は今やりたい事をやって、というかそもそもやりたい事をもてて、それに打ち込めている。すげー幸せなんだなっておもう。
でも、そういうことじゃないんだなー。
こう、心がぎゅーっとなるんだな。ないものねだりなんだな。

別に厨二病でもメンヘラでもなんでもいいよ。
一生俺は何かに憧れ続けて、それは一生満たされることはないのだろう。
手にいれた先で、また他の何かを求めるのだ。


嫌だけど、矛盾してるけど、それでもいいのかなとも思う。
それでもいいのかなと、思いたい。
そうすればなんか成長?出来る気もするし。

とりあえず、手近な、手頃な憧れから掴みに行ってみますか。




いやー、いつにもまして内容が無茶苦茶だし恥ずかしい事言ってますね。
穴があったら入りたいとはよく言ったものだ。

もし、今目の前に、異世界へと続く扉が現れたら、迷わず飛び込んでるんだろうな。




須藤飛鳥