誰が何と言おうとホットケーキとパンケーキは別の物

僕はホットケーキ派です。
バターとメープルシロップでひたひたになってるやつが好き。美味しい。

どうもこんばんは。須藤飛鳥です。
先日、ブログを書くと言っておきながら、延期してしまったので今かきます。
雨、降ってたから。雨降ってると歩けないから。歩きながらじゃないと基本ブログかけないんだよー。
あ、でも雨は割りと好きですよ?書いてる台本も雨のお話しなんで。


んで、これまた先日言った通り、ギジレンの事について書こうとおもいます。
ギジレンというのは、次に僕がお世話になる劇団で、今回で三回目の出演となります。毎回毎回ぶっ飛んでる団体なんですけども、今回は新宿のシアターサンモールという劇場で、二週間、オカマたちが暴れ倒します。
詳細は僕、及びギジレンのTwitterをご覧くださいませ。


てな感じで、書いていくわけですけども、これまた前の記事でも言ったように、なんならさっきも言ったように、ギジレンはそれはもうぶっ飛んでおります。
あネタバレになるのであまり詳しくは書けないのですが、良い意味で頭おかしいです。十中八九、普段生活してる上では味わえないような衝撃がきます。
それでいて、なんだか感慨深いような、心がしんみりするような、不思議な魅力があるのです。

ちょっぴり、瞑り聞くに似ている気がします。

まぁ瞑り聞くを見てないいない人には伝わらないと思うんですけど、
どちらも、ハチャメチャな事をしておきながらも、伝えたい、表したい確かな物があって、一本ぶれない真があるお話、だと思っていただければと思います。


とは言っても、これだけでは、なんのこっちゃ分からないと思うので、僕なりに、しもっかれ!の作る話(瞑り聞く)と、ギジレンの作る話の共通点及び、違いを例え話にしてまとめてみたので、気が向いたら読んでみてください。



まず、
お話(芝居)をカレーとします。僕達料理人(役者)は、みんなでカレーを作り(演技をして、物語を進める)そのカレーをお客さんに食べて貰うわけですね。つまり僕らのお芝居を、物語を、お客さんにみて貰うという事です。

カレーには色んな作り方があります。当然、作る人(劇団、団体)によって色々な味があるわけです。色々な良さがあるわけです。芝居と一緒ですね。
ただ、作る人が違うと言っても、根底にあるものは変わらないと思う。美味しいカレーを作りたい、大事なあの人に食べて貰いたい。料理の味には気持ちが乗ります。強い気持ちが、より純粋な思いがあればあるほど、料理は美味しくなるのです。これもまた芝居も一緒ですね。

そしてここがね、先の二つは似てる気がする。
どっちもね、余裕で1日ずっと煮込んでたんじゃないかってくらい美味しさ(魅力)があるんですよ。
そりゃね、どこのカレー(お芝居、物語)も普通に美味しいですよ?でもなんというか、それだけなの。そりゃ美味しいもの食べにいってんだから美味しいのは当たり前なんですよ。何も悪いことなんてないの。
でもさきの二つは、瞑り聞くとギジレンは、それだけじゃないの。
みんなもさ、数あるカレーの中からさ、自分が好きなカレーがあるわけじゃん。それって、ただ美味しいからなだけじゃないでしょ?ぐっとくるなにかがあるわけじゃん。それがね、すげーくるんだよね。
作り手の思いだったりとか、カレーに掛けた情熱とか、スパイスを一つ一つ選んで、隠し味を足して、食べて貰いたい味を、カレーを、本気で作ってるんだなーと感じる。だからまた食べたいな(見たいな)と思えるとおもうんだよなー。その方向性というか、色が、二つは似てる気がする。

こうやって感じるのも、俺が作る側ってのもあるとは思う。でも、そうじゃなくても、食べる、見る人にも、感じる何かは絶対数あると思うよ。どちらも個性的な味だから、好き嫌いはあるとおもうけど、でも絶対に、残る絵味です。



しまった、共通点だけで相当使ってしまった。どちらかといえば違いの方を書きたかったのに。
まぁいいや。サクサクいこう。


あのね、二つともね、もれなくぶっ飛んでんの。カレーの(物語)が。ぶっ飛んでるんだけどね、ぶっ飛びかたが違うんだよね。

瞑り聞くの方は、作り方がぶっ飛んでんの。ちゃんとカレーなんだよ?素直につくればそれだけでカレーなんだよ?なんだけどね、色々やっちゃうんだなー。
関係ないドーナツとか入れてみたりとか、スパイスすげー高いところから入れてみたりとか、楽しくなって躍りながら作っちゃうちゃうとか、美味しいものに、楽しいものに、美味しいもの、楽しいものを足したら、更に美味しく、楽しくなるに決まってんだろみたいな感じで何でもしちゃうんだよね。
ただ、適当にやってるわけではなくて、ちゃんと作ってる側には作ってる側なりの理由があるんです。それが理解されにくいだけで。


瞑り聞くはこんな感じ。
ではギジレンはどうか。

まずは、カレーを作り始めます。ちゃんと作り始めます。
そしたら、カレー置いといて宇宙に行きます。
宇宙に行きます。
いや、本当そんな感じなんだって。気がついたら何か別の凄まじい何かを見せられてるの。やらされてるの。
全然頭おいつかないよ!!でもね、すごいの!!それはそれで面白いの!見れるの!で、そのまままた別の何かを挟んできて、また圧倒されんの。で、ひたすら圧倒されすぎて、キャパオーバーして見る側(食べる側)がもう無理ですーって方針状態になったらあいつら(料理人)は何してるとおもう?

カレーの続き作ってんの。しれっと。
凄いよ、人間てね、からっぽの状態で何かされたら素直にありのまま受け入れちゃうんだね。
食べちゃう(見ちゃう)んだよそれを。しかも、美味しい(面白い)んだー。たまんねぇぜ!!


そんな感じっす!!!
いやー、これあれだね、変に喩えをまぜたから余計に伝わらないやつだね。
でも俺は言いたいこと言ったから満足!!ご馳走様!




あ、まとめたのにギジレンの魅力もう一個あった。
あのね、物語にはモブキャラっているじゃん?
あれがね、ギジレンの場合は生き生きしてるの、生きてる。
話の都合上そこにいるとかじゃなくて、ちゃんと人生があるんだよ。その上でそこにたどり着いたからそこにいるの。
これはもう、ギジレンに出てる人たちが、ギジレンを、お芝居を愛してくれてるからこそ成せるものだね。
一人一人、ホントにホントに拘って作ってるから生き生きと生きてるわけですよ。


ということなんで、是非是非、ギジレンとみんなで作る
センチメンタル・ジャーニーズ」
よろしければ見に来てくださいね。




あーー、甘いもの食べたい。
「ホットケーキ」が、食べたい。