珈琲の残り香。

暑いのかそうじゃないのか良くわからない気温だ。雨の匂いみたいなのしますね。
どうもこんばんは。須藤飛鳥です。

2日連続ですよ、2日連続。快挙ですね。これはきっとしばらくブログ書かないんじゃないか。
とはいっても今回書いたのはブログではない。短編です。
なんか、急に書きたくなって。

書くのは二回目なんですよ。
一回目は学生の頃に書きました。「相対性理論より難解な事。」ってタイトルです。
もう、それじたいは残ってないですけど、気が向いたら、また書いて見ようと思います。


今回も書いて思ったけど、なんだかんだ書くのたのしい。
難しいけど。
でも達成感がありますね。
上の文が無茶苦茶なのは、達成感と早く公開したくてわくわくしてるからです。早く見てもらいたい。

よかったら感想くださいな。

それでは、どうぞ。


「珈琲の残り香」




ギィイイ、バタン。

コツ、コツ、コツ、コツ。

ガチャ、バタン。

バサッ、ストン。

スタスタスタ。


カチッ。


カタカタカタカター




「お帰りなさい。」

「ただいま。」

「今日はお仕事どうだった?」

「どうもこうもないよ、いつも通りだった。」

カチャカチャ、カツ。コポコボコポ。

「いつもいつもご苦労様です。」

「ありがとう。」
「あ、珈琲飲む?」

「大丈夫、自分で淹れたよ。」

「なーんちゃって。」

カチャ、スーー。カチャ。

「また残業したでしょ。」

「ん?」
カタカタカタカター

「働きすぎるのよくないんだよ?」

「わかってはいるんだけどね、没頭しちゃって。」

「まさか自分から引き受けたりしてないよね?」

「、、、。」
ガタ、テクテクテク、カシャ。

「もー、本当働きすぎはよくないんだよ。」
キュ、シャーー、ゴシゴシ、カシャカシャ。

「面目ない。」
キュ、カシャン。


「まー、今日の所はこれくらいで許してあげよう。」

「ありがとうございます。」
テクテクテク、ガタ。


「今日のお昼は何を食べたの?」

「コンビニのお」
「コンビニのお弁当って言ったら怒るよ。」


「、、、、。」


「どうせ食べたんでしょ。」

「はい。」

「まったくー。私の小言が治らなかったのは殆どあなたのせいだね。」

「、、、面目ない。」

「たまには自分で料理しなさい。」
カタカタカタカター

「がんばります。」
「あ、でも一度だけ、作ってくれたことあるよね。」

ガタッ、テクテクテク。
「そうだっけ?」

「ほら、初めて家に呼んでくれたときにオムライスを。」

「そうだったっけか。」
カチッ、スパーー。

「あれ結構わたしは好きだったなー。」

「うん。」
カタカタカタカター


「また今度作ってね。」

「うん。」

ジュッ
テクテクテク、スタ。

「あとはね、遊園地行きたいな。」

「えー?」

「絶対、絶叫マシン乗せてやるんだから」

「そしたらお化け屋敷に連れて行きます。」
「でもお化け屋敷にはいかないからね。」

「駄目です。」

「それで、最後はやっぱり観覧車に乗る。」


「うん。」



「楽しみだね。」

カタカタカタカター。


「次のお休みに期待だ。」

「いつかなー。」

カタカタカタカター


「さて、そろそろ寝る時間じゃない?」

「そうだね。」

「どうせ明日も早いんでしょ?はやく寝なさい。」

「大丈夫だよ、子どもじゃないんだから。」

「寝坊したら笑われるぞー。」

「うん。」




「また、明日ね。」

「うん。」


「それじゃあ、お休みなさい。」

「お休み。」



カタカタカタカター


「ふう。珈琲、飲みたいな。」
ガタッ、スタスタスタ。

カタカタカタカター

カチッ。

スタスタスタ、バタン。




終わり。
須藤飛鳥