今歩いているこの道が、いつか懐かしくなるのかな

こんばんは。
タイトルはとても大好きなSSから拝借しました、須藤飛鳥です。
なんだかんだブログも五回目。意外と続くもんですな。

はてさて。
僕がブログを書くときはこの時間が多いのですが、というかこの時間にしか書いたことないのだけどれ。
何故、人にみられてなんぼのブログを、わざわざこんな皆さん寝てるであろう時間に書いているかと言うとですね、
単純に、暇なのですよ。

僕バイトを二つしてまして、ひとつが朝で、ひとつが深夜なんですけど、深夜のバイトが終わったあと電車がないんですよ。なので、始発までだったり、そのまま次のバイト先へだったり、歩いてるわけです。その時間を利用してブログを書いているというわけですね。

いやね、だったら家の近くでバイトしろよとか言われそうなんですけど、そりゃ俺だってそう思ってますけど、でもでも、意外とこの時間嫌いじゃないんですよ。

ブログ以外にも台本読んだりとか、書いたりとか、考え事したりとか、なかなかに集中できるんです。
科学的にもいいらしいですよ?運動をしながら覚えごとをするの。

あとそう、単純に、深夜と朝の中間の時間、あれ好きです。
よくないですか?このこっぱずかしい事が何でも出来る気がする時間帯。この瞬間は無敵になれたようなきがする。自分の頭の中だけの世界に色がついて、早く誰かに教えたくてワクワクする。素敵じゃないですか。
だから、僕は自分の団体の名前にAM 4:27といれました。(団体と言っても僕しかいませんけど。)



僕の勝手な偏見だけども、この時間に脚本だったりを書く物書きさん多いんじゃないかな。特に小劇場界は。
テレビのドラマとかと違って、小劇場のお芝居、脚本ってヘンテコなものが多いんですよ。
でもそれはつまり、より純度の高いその人の伝えたいものが詰まってるわけです。
そのなかでも、さらに濃い部分のエキスっていうのは、この時間に生まれるものが多いんじゃないかなと思います。

先日、guizillen(ギジレン)という団体のプレ稽古に行ってきました。
2回ほど出演させて頂いて仲のいい団体さんなのですが、この団体は超ヘンテコです。(誉めてる)
まず、主宰の頭がおかしい。(誉めてる)団員の頭もおかしい(誉めてる)まともなやつが一人もいません。(誉めてる)
でも、彼らの作る世界には不思議な中毒性があって病み付きになるんですね。

ギジレンの脚本は主宰の方が書いているのですが、もうね、本当滅茶苦茶、支離滅裂。あまりに突飛すぎてわけがわかりません。
でも、そこに嘘はない。
書かれてる気持ちに嘘がない、かな。
書きたいことを書きたいように書いて、やりたいことをやりたいようにやって、無茶苦茶ではあるけども、絶対にぶれない何かがある。ここに惹かれるんじゃないかなと僕はおもう。

やりたいことをやりつづけるって難しいと思う。ましてや、誰もやったことのないような変なことなら尚更。
受け入れられれば良いけれど、それがいつなのか、そもそも、そんなことがあるのかすらわからない。
だけどきっと関係ないだな。
やりたいからやってるだけで。
本読みをしてるときの主宰の顔があまりにも楽しそうで、そんなことを思いました。

年末そんな彼らと大暴れします。お楽しみに。
その前に、しもっかれ!でも大暴れします。お楽しみに!



あーー、やっぱり、こうやって歩きながら飲むコーヒーは美味しい。
いつか何年後、何十年後かの俺も、この時間の特別な瞬間を、大事にしている事を願って。


須藤飛鳥